【格闘ゲーム】駆け引きの３すくみ その４

わかりきったじゃんけんならば本来負ける要素はない。

ただ、気まぐれであっても別な選択肢が混ざることで選択肢に確信が持てなくなる。

荒しがわかっているならばそれに対してきちんと対応すればいいだけだが、

確信が持てない状態で対応すると正解の選択肢でも機能しない場合はある。

なのでどれだけきちんとした情報を入れるかで対応の精度は大きく変わってくる。

荒しを行う場合は主に条件反射やリターンが大きい場合などでよく使われるから、

対応するにはそれらの状況を冷静に判断する技量こそ必要なれど、

人のとっさの行動は結構限られる場合が多いのと、

キャラによってはできる荒しの手段がそこまで多くはないから、

荒しを特定できれば対応することもそこまで厳しい話ではない。


例えば昇竜にしても追い詰め方やＲＣ等のフォローが可能とか、

テイガーならば電力ゲージが溜まった直後など、

よく見ると荒し的な行動はこういう条件に応じてよく目立つ。

言い換えるとこういった場面を経験しておくことで

その後も対応の選択肢がよく取れるようになり、

同じようなパターンを持つ相手に対して勝率は大幅に上がる。


格闘ゲーム、これができるかできないかで初心者から中級者、

中級者から上級者になる境目だと考えている。

もちろんそれをするにはそれ相当の経験が必要になるが、

これができなければいつまで経っても上達することはないだろう。


ただ、最近は荒しの選択肢が強いのでなかなか対応も難しい。

荒しに対して荒しでで５分る・・・悲しいけどそういう時代かもしれない。ＯＥＥ